Spring wind〜大切な日〜



「そっかぁ、頑張ってね♪」



あたしは千尋に話し終えると、人事の様に言ってくる。

まあ、人事なんだけどねぇ…………。


渡すことを考えると、まだ朝なのに
凄く緊張するーー!

早く放課後になって、渡してすぐに帰りたい><



上の空になりながらも、やっと5時間の授業を終えた。



「はぁ〜。 やっと帰れる。」



あたしはため息をつきながら言ったら、隣の席の倉井がニヤつきながらあたしを見てきた。


気持ち悪くて倉井になんでニヤけているのか聞いてみた。



『西野、やっと放課後になったな!頑張れよ☆』


『小川に渡さなきゃだもんな〜(笑)』



倉井に続けて言ってきたのは…………桜井だった。


あたしは桜井が入ってきたから、何を言いたいのかすぐに分かった。



「何の事?小川に何か渡さなきゃだっけ?」



あたしは、とっさにとぼけた。


だって、そこで変な事を言っちゃうと後で大変になるんだもん………。


だから、あたしは何も言わなかったし、答えなかった。