何分か経って、小川からの返事が来た。


心臓がバクバクとうるさいくらい鳴っている中

あたしはケータイを開き、メールを見た。



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久しぶり☆

何も来てないよ!
        END
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そのメールを見て、知らぬ間に肩に入っていた力が抜けていった。



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よかった!

今、友達に送ろうとしたメールを
間違って小川に送っちゃって……。

送られちゃったか気になってメールしたんだ。
        END
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あたしは嘘を小川に言ってしまった。

小川本人に送ろうとしてたメールを、友達と変えて。