結局、あたしは屋上に連れてこられた。 「あの…いったい…何?」 「お前さぁ。藍原監督の娘だろ?」 なんだ、話ってそれだけ? 「だから何?」 そんなことなら、早く返せぇ!! あたしは、忙しいんだぁ!! なんて、口には出せないけど… 「ふーん」 そう言って、ニヤっとして、こっちに近づいてきた。 なんで、近づいてくんのよ!? 「な、なに?」