その次の昼休み、磯崎に呼ばれた。 「…………なんだよ」 「俺、お前から優衣、奪うから」 「…………」 こいつ、まじなんだ。 「優衣も不安なんじゃねぇ?」 「は?…………」 「だって、お前は国民的アイドルなわけで、普通にデートも行けねぇし、変な風にマスコミに取られたら優衣可哀想だし」 「……………」