そのままあたし達は屋上に来た。



「あの……拓?」



「あいつ誰?」


すごい、単刀直入に聞かれた。



「昔、遊んでた友達。子供の頃の約束だから、あたしすっかり忘れてて…」



拓に睨まれた。



「いや、忘れてたじゃなくて…あたしは本気にしてなかったから、忘れた………みたいな」



「ふーん」



ふぅ。
これで誤解は解けたみたい