「は、はぁ?な、なんでだよ」 「ほら、早く行かねぇと行ってしまうだろ?」 そう言って、背中を押した。 「ちょ…なにすんだよ」 「俺、車に戻っとくから」 俺は、ドアを開けて車に向かった。 あれぐらいはしてやらねぇとな。 桜木ユリさんの方も、少し話したいとか思ってるだろうし。 俺が車に着いてから15分後ぐらいに友樹は帰ってきた。