「俺、邪魔だった?」 「すげぇ、邪魔」 そんな言い方ないだろ… 俺は友樹を雇ってる側なんだぞ! 「なぁんて。んなわけねぇだろ」 「じゃあ、私もそろそろ帰るね」 桜木ユリさんが言って、手を振った。 「あっ、ああ。またな」 …桜木ユリさんは歩いていった。 俺がいたから全然話せてないのに、今日久々に会ったんだろ? 「キスぐらいしてやれよ。」