「お前っ、誰なわけ?優衣の何?」 そりゃ、気になるよね… こんな、格好してたら。 「んなこと、どうでもいいだろ。とにかく、帰るぞ。お袋、家でしょう待ってるから」 「わ、わかった………ごめん、大地、また今度ゆっくり遊ぼ!! …じゃくて、話そ」 「ぷっ………あぁ。またな」 大地は、笑ってばいばいした。 あたしは、まだ茨木拓に腕を掴まれていた。