別れてから20年経つのか…
ある意味、自分の女性を見る基準はここから始まってるように思う。



僕は高校卒業後、愛知県の自動車製造会社に入社した。
入社というよりサッカー部に入部という感じ。。。
元々大した計画性もなく勧められるまま入社した。。。というような経緯だ。

実業団ではあるもののしっかり残業もあり最初に監督に聞いた「楽な職場でサッカーだけやってくれればいい。。。」なんてのは夢の夢である。
当時にJリーグがあれば少しは状況や考え方も変わってたかもしれないが…

2シーズン(2年)が終わりその年の誕生日、彼女もいないし、祝ってくれる人もいない。
地元は長崎だし簡単に昔のなんとかチャンに連絡して会うなんてこともできない。
寂しい二十歳のバースデーを過ごした。
翌日は日曜日。
リーグも日程が終了していて来年の1月まではオフ。
やることもないのでひたすら寝る。寝る。寝る。

…寝過ぎたみたいで体もダルい。。。
時間も夕方になり、いい時間だから最近、近所にできたファッションビルにでも行ってみることに…。

当時は会社の独身寮暮らしで酒も飲まず給料はもっぱら洋服代や夜遊び代に消えて行った。
楽しみはお洒落して向かう週末のディスコ。。。

今度は、なに着てこうかな…なんて考えてたら店員の女の子が声をかけてきた。
まっ 店員だから声を掛けるのは当たり前と言えば当たり前なのだがいつもの店員とは違うなんか変な雰囲気。。。

「いらっしゃいませ 何かお探しですか?  ・・・大学生ですか?」


それがリカとの出会いだった。