空の鳥は自由だと思ってた
空の雲は自由だと思ってた

地上から空を見上げるボクは縛られている
鎖に繋がれ
檻から出られない
檻にある小さな窓から見える
外の世界
青い空を見上げると
鳥も 雲も
自由だと思った

ボクは鎖の長さ以上は動けない
檻の外には出られない
操り人形
ボクを操る大人
ボクは大人のいうとおりの
キャラクターを演じる
まるで
サーカスの舞台に立っているみたい
大人の求めるモノが演じられないと
ボクは罰をうける

ボクは気付いてしまった
所詮
雲は風に流されていて
鳥も風には逆らえない
この世は全て縛られていて
自由なんて
何処にもない
自分で作るしかないんだ
ボクを縛っているのが大人ならば
ボクは悪魔に魂を売って大人を殺す
自由を手に入れるんだ

檻から出たボクは
縛られることに慣れすぎて
自由だと
自分の意志で決められない
結局ボクは
ただの操り人形だったんだ
自分の意志を持たない人形
この世の全てのモノが
意志を持っていない
ソレがこの世の真実なのかも