たとえこの身が朽ちても、俺の心はずっとおまえの傍にいるよ。

たとえ声が届かなくても俺はおまえを見守り愛し続けるよ。

いつか命が尽き

杏と離れる瞬間(とき)が来ても

俺はきっとまたおまえの魂を求めて生れ変わるだろう。

俺達は次の世代できっとまた巡り逢う。

ふたりの心に咲く炎の華がきっと結び付けてくれると信じている。

何処までも
いつの時代も
おまえを求めて、おまえだけを愛し続けていくよ。


杏を引き寄せ誓いのキスをする。


閉じた瞼の裏に


あの日の夢幻華が鮮やかに咲いた。




++夢幻華 Fin++