「――――っ!くぅ…うっ!いっ…いたぁぁぁぁぁぁいっ!」


あたしは余りの痛みに思わず身体を引いた。
メチャクチャ痛い。
痛みの余り涙がポロポロとこぼれて、暁の顔も見えないくらいに流れた涙に視界が曇った。

「いやーーっ、痛い!やめて暁。怖い、痛いのっ。お願い!」

あたしの悲痛な声に暁はすぐに身を引いてくれた。

余りの痛みに放心状態のあたしを優しく抱きしめて優しくキスをしてくれる暁に申し訳なくて何度も謝った。

「いいよ。杏はまだ充分心の準備が出来ていなかったんだから。ゆっくり進んでいけば良いって言っただろう?」

暁はとても優しくてあたしは自分が情けなくて涙が止まらなかった。


~~♪


そのときあたしの携帯が鳴った。ママからのメールの着信音だ。

「蒼母さんから?どうしたんだろう。また右京父さんが何か言っているのかな?」

暁と一緒にメールを開いて…


絶句した