「好きになるはずなかったのに」


「ところで、何で僕の絵を?」

冬実はきょとんとした。

別に催促した訳ではないが、描いていたものを勝手に貰った。

ただそれだけだが、ここで“露子が描いてたから”と

何故か言うのには気が引けて喉を詰まらせた。


冬実は円谷にお味はいかが?と満面の笑みを向けた。