「いや!私は憧れてるだけ!露は、円谷さん気になるの?」
いきり立った冬実は注目の的となり、露子は呆れた顔で、がしりと冬実の腕を掴むなりして、無理くり着席させた。
「ちょっと!恥ずかしいからやめてよ!ていうか、別にすきとかじゃないしさ!」
露子が弁解した。
「だって露が珍妙なこというから!」
「珍妙って…」
露子は口端をピクつかせた。
「そうじゃん!露はいつも男の人にそんな感想もたないもん!好きなの?」
冬実は卑劣な尋問を受けている気がして、ここは波に乗ってやろうと意地悪くほくそ笑んだ。
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