直樹の声に、あの直樹のお兄さんらしき人が、そのままの状態で首だけ後ろを振り返る。
そして。
「よ。"兄貴"」
そう言いやがった。
「え…兄貴…?」
直樹のことを兄貴って……っ!?
じゃあ、直樹の弟!?
私、騙されてたの!?
…だから、そんなところって言ったんだ。
弟なのに、お兄さんとか言ったから―…。
「春樹(ハルキ)…てめぇ、星蘭に何してんだよ!!」
コップを横にある棚の上に起き、直樹の弟である春樹のもとへ。
そして、私を春樹から引き離す。
ぱっと手を離す春樹。
「別に倒れそうになったのを助けただけだし」
「嘘つけ!!完全に、抱いてただろ!!」
「まあ、確かにそのままずっと抱いてたけどね。かわいかったから」
にやっと笑う春樹に、腹を立てる直樹。
「星蘭!何もされてないか!?」
私の肩を掴む。
「う、うん…。でも!助けてもらったのは、本当だからね」
だから落ち着いて!ね!?、と直樹をなだめる。
そして。
「よ。"兄貴"」
そう言いやがった。
「え…兄貴…?」
直樹のことを兄貴って……っ!?
じゃあ、直樹の弟!?
私、騙されてたの!?
…だから、そんなところって言ったんだ。
弟なのに、お兄さんとか言ったから―…。
「春樹(ハルキ)…てめぇ、星蘭に何してんだよ!!」
コップを横にある棚の上に起き、直樹の弟である春樹のもとへ。
そして、私を春樹から引き離す。
ぱっと手を離す春樹。
「別に倒れそうになったのを助けただけだし」
「嘘つけ!!完全に、抱いてただろ!!」
「まあ、確かにそのままずっと抱いてたけどね。かわいかったから」
にやっと笑う春樹に、腹を立てる直樹。
「星蘭!何もされてないか!?」
私の肩を掴む。
「う、うん…。でも!助けてもらったのは、本当だからね」
だから落ち着いて!ね!?、と直樹をなだめる。

