―――――――…
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ガチャ――


「あ、春ちゃん!おかえりーっ!」


「…なんで兄ちゃんが俺のベッドにいるんだよ…」


「だって、春ちゃんのベッドふかふかなんだもん」


寝転んでいる足をバタバタと跳ねさせる樹。


はあ―…、とため息をつき、勉強机に鞄を置き、座る。


くるりと足を組みながら回り。


「で…何か用?」


「うーん…用っていうか…なんというか…」


首を傾げて少し考えた結果。


「最近、星蘭ちゃんに会ってないなーって思って」


「あー確かに」


俺はあのファミレスで会ったけど―…。


あの日以来、会っていない。


テスト期間中だったもんで。


「春ちゃん!明日、会いに行ってみるっ?」


「いいけどさー、兄貴が星蘭のこと護ってると思うんだよね」


多分、前よりも用心深くなっていると思う。