兄貴は椅子から、飛び降りるように立ち上がり。
「っというわけで!!星蘭ちゃんによろしくーっ」
「はあ!?おい、あに」パタン
俺の言葉を聞かず、部屋から出ていった。
春樹も兄貴も―…。
なんなんだよ、あいつら。
2人揃って、俺の彼女奪いか。
「星蘭は誰がいいんだろう…」
星蘭が誰を選ぼうと俺は―――。
いやいやいや。
そんなことはさせない。
春樹と兄貴なんかに渡してたまるかっつーんだよ。
何を仕掛けてこようと。
星蘭を守る。
そして。
早くキス恐怖症を治して。
フリを本当にしてやる。
そう決意した時だった。
ドアに視線を向けると。
ドアが少しずつ開いていく。
「っというわけで!!星蘭ちゃんによろしくーっ」
「はあ!?おい、あに」パタン
俺の言葉を聞かず、部屋から出ていった。
春樹も兄貴も―…。
なんなんだよ、あいつら。
2人揃って、俺の彼女奪いか。
「星蘭は誰がいいんだろう…」
星蘭が誰を選ぼうと俺は―――。
いやいやいや。
そんなことはさせない。
春樹と兄貴なんかに渡してたまるかっつーんだよ。
何を仕掛けてこようと。
星蘭を守る。
そして。
早くキス恐怖症を治して。
フリを本当にしてやる。
そう決意した時だった。
ドアに視線を向けると。
ドアが少しずつ開いていく。

