おとぎ噺

「フゥー。ま、そうだよな。では。」


伊織はあたしの耳元に口を寄せてささやいた。



「千歳、大好きだよ。最上級の言葉は結婚式まで取っておくけどな。」


「…っ、あたしも!伊織、大好き…」


「あ゛〜、やっぱもう一回仲良くしとこう、千歳ちゃん?」


「え!?あ、ちょっ、…む、むり〜〜〜〜…」



【THE END】