先生VS私




長かった始業式が終わり、生徒たちは教室に向かう。



なつめとさくらが教室に入った時には、

クラスメイト達は、男女関係なくハイテンションだった。




「なんか、いいコトあった?」


と、さくらがクラスメイトの1人に聞くと…



「伊達先生が担任なんだよ!?」



その言葉に、なつめとさくらは、そろってつぶやいた。








「「忘れてた………」」



すると1人が言った。


「でも、私たちって最高だよ!!伊達先生が担任のうえに、なつめも一緒だし!!」



「さくらもいるし、最高!!ですよね、なつめ様ぁ〜!!」



「なつめ様!!どこまでもご一緒します!!」


なつめ様、なつめ様!!



……と、クラス全員が目をハートにして大熱唱…





「さすがは学園のプリンス兼プリンセス!!」


そう言って、さくらはなつめの肩を叩いた。



「痛いって、さくら!!…それに、
姫でも王子でもないから!!」



「男女を問わないFCがあって何言ってんの!!」



「……それは……」


「私も入ってるんだ、…会員番号1番で!!」


「……知らなかったよ…さくら…」