夏も終わりにさしかかった、ある日、この平和はこの一言で崩れ去った…



『ねぇ、さくら…?宿題は終わったの?』



『……へ…??


キャアァァァ――!!』




新学期…いや、タイムリミットまであと3日…



かくして、さくら(&なつめ)の宿題戦争が幕を開けたのであった……



「…どうしよう…って、なつめは終わったの??」



なつめは満面の笑みで返した。




「もちろん……終わったよ」



「だよね〜―…終わらないよね……って…終わったァアア―!?」



「うん、お・わ・っ・た・よ」



次の瞬間、さくらはなつめにしがみ付いた。


「手伝って下さい…助けて!!」


「…い、いやよ…」


「なつめぇ〜……」


「うっ、…そ、そんな上目遣いしても…」


必死に断るなつめに、さくらはじっと上目遣いで迫る。




「わ、分かったから!!…その変わり…1つ条件があるわ…」



「…条件…?」