先生VS私



「あぁ〜!!私の馬鹿〜!!」


「さくらちゃん、とにかく落ち着こ!!…ね?」




……ただいま、私とさくらは植え込みの側に腰掛けてます……




「本当に私の馬鹿!!…せっかく先生と2人だったのに、食べることしか考えてなかったなんて…」



「さくら…まだメインがあるでしょ?」



「…メイ…ン?……あっ!!」


“分かった!!”というようなさくらに、私は安心したが、彼女のひらめきには度肝を抜かれた。





「かき氷っ!!」


「ちっがーう!!」



何で食べ物から離れない!?


う〜ん……ここまでくると尊敬に値するなぁ…、さくらの食い意地…



「花火だよ、は・な・び!!」



「あぁ〜!!そっちの“メイン”ね!!」



…ツッコむところはあるけど無視しよう…


「でも水野先生、浴衣似合ってるって言ってくれたよ!!」



「ほんと!?良かったね、さくら〜!!」



「なつめは伊達先生とどうだったの??」


「…えっ?」



さくらの言葉に私は固まる。