満開の桜が咲き誇る4月。


誰もが新たな季節の始まりに
胸をふくらませるだろう。


例にもれず、桜ノ宮高校も満開の桜を咲き誇らせて新入生を迎えた。



入学早々、新入生は体育館に集められた。


いわゆる“対面式”と言うものを行うのだ。



どこでも同じような校長の長い挨拶に、

在学生を含めた何人かは眠りに落ちている。


ようやく終わると、在学生代表からの挨拶。



再び眠ろうとした生徒たちは、代表生徒が
声を発した途端に目を覚ました。






…なぜなら、代表生徒は

この世の人とは思えない程美しかったのだ。




その代表生徒は


猿飛なつめ

といった。