ゆいが退院して、4ヵ月がたった。 ゆいからの連絡は、未だにない。 「今日もメール、こなさそうだなぁ。」 和樹は、机に置いた青色の携帯電話を見ては、またテレビに視線を移す。 そんな日が続いたある日。 ピピピピピー!! 机の上でガタガタと音をたてながら携帯電話が鳴った。 「新着メールあり」 題名には、『こんにちわ。河原ゆいです。』と書かれていた。