「ばーか。いくつになっても、子供は子供なの!ゆいは、お母さんの子だよ〜。」 そう言いながら、母はゆいにくっついた。 「ちょっと、異常だよ!私も早く、結婚しなきゃ。」 「あ〜、結婚する気になった?いい人、現われるといいね〜。」 「う〜ん。」 窓の外は、雪がぱらぱらと、ちらついている。 こうしている間にも、私の中の『何か』が動きだしている事に、私は気付いていなかった。