彼女の日記〜きみを忘れない〜



「それ、おかしい。用事あるなら最初から会わない。俺なら、そうするけど。」


「そうですよね〜。私も、頭の中では分かっていたんですけど・・・。」


「会ってたんだ。」


「はい。」


笑いながら、幸恵は長い前髪をかき分けた。