しどろもどろしている私に
舞が小声で「ガンバ」と
言ってくれた。



少し間を置いてから私は
椅子から立ち上がった。




「し・・・柴野玲です。
 よろしくお願いします。」




緊張して誰の顔もまともに見れなかった。



先生に指名される前に
舞も私の後に続いた。



「相澤舞です、よろしく」