「うん!任せて!」 結衣は得意気に微笑んだ つられて慧も笑顔になる おじさんは嬉しそうに言った 「ありがとう。そうだ、ヒメワリには不思議な力があるんだよ。」 「ふし‥ぎ?」 優衣と慧にはさっぱりだった 「そう不思議な力。二人の愛が本物なら、ヒメワリの力でどんな時も、どんな場所でも再び会うことができ――‥」 おじさんは最後まで言い終えずに、すぅーっと消えていった 「え?えっ?!おじさん?!」 結衣は慌てて辺りを見回した 「おじさんは太陽だ‥‥」 慧がぼそっと呟いた