ひまわり



「そんなある日太陽が急に眩しく光った。そして‥聞こえたんだ‥「ぼくはここでいつも君を見守っている」と‥。残された向日葵はたった一人で太陽を見つめ続けたんだ。太陽が寂しくないようにと。‥‥こうして向日葵たちは離ればなれになってしまった。」


「独りぼっち‥」
結衣が泣きはじめてしまった

「お嬢ちゃん泣かないで。その二人の子ども‥子孫がお嬢ちゃんが持っている向日葵なんだよ」

「っ、そうっ‥な‥の?」

「そうさ。二人の愛の証がそのヒメワリ。いつかまた‥迎えが来るかもしれない‥。君たち二人でその日まで面倒みてあげてくれるかな?」