高校の入学式の日 俺は中学のときと同じように 家の前で結衣を待っていた ―ガチャ 「行ってきまーす」 静かな住宅街に結衣の明るい声が響きわたる こんな小さいことでさえ、いとおしくてたまらない 「慧、おはよ」 「はよ、じゃ、行くか」 二人並んで歩きだす この時間が好きだ いつまでも俺の隣には 結衣の笑顔がありますように