「聖也・・・。」 わたしの頭に手を回し引き寄せる。 「う・・・んぅ。 」 毎朝の日課。 出掛けるわたしのくちびるは激しく奪われる。 重なったくちびるから、先生の体温が流れ込む。 先生の舌がゆっくり絡み合う。 優しく、そして激しく・・・。 私の体は、今にも溶けてしまいそう。 学校も授業も・・・。 全部忘れて、先生との甘い時間に溺れそうになる。 そんなわたしを楽しむように、くちびるは離れ、 「いってらっしゃい。」 満面の笑みで手を振る先生。