「帰るぞ。 」 先生は、わたしを抱き寄せるとジャケットをわたしの肩にかけた。 わたしは、先生に寄り添われてラブホを後にした。 本当に帰ってもいいの? こんなバカなわたし。 ラブホを出る時、先生の蹴りがおもいっきり瀬川君の顔面に直撃してた。 吹っ飛んだ瀬川君に、まだ足りない様子の先生。 外野がいなかったらきっと、先生瀬川君の事めっちゃくちゃにしてた。 考える事を拒否した頭でもそれだけはわかったんだ。