深呼吸して、部屋に帰る。 わいわい盛り上がってる室内にはわたしの座るところはもうなくて。 わたしが座っていたところには、女の子が座ってる。 えっと、たしか瀬川君。 そう彼とアドレス交換なんかしっちゃってる。 「聖也。 聖也。 ここ。」 茉里が自分の横を指さす。 けして、ひとり座れるスペースとは言いにくいそのすき間にわたしは割り込む。 茉里のとなりってだけでさっきよりホッとしてしまう。 楽しまなきゃ!! 自分に言い聞かせたんだ。