***** 「 …涼香っ 」 いつの間にか閉じていた目をあけると、 逞の顔がすぐそばにあった どうやらわたしも寝てしまったらしい。 見渡せば真っ暗で、近い逞の顔を 見るのがやっとだった。 「 ごめん。 わたしまで寝てたんだね…」 そう謝ると、逞は気にすんなっ そう言って優しくわたしの頭を撫でた。