そんなどきどきの学校も終わり、 さっそく勇人君と私は一緒に帰ることになった。 もちろんみんなは、勇人君を見てる。 いや、私? 「ねぇねぇ!優香ちゃんちょっと来て!」 あんまりしゃべったことないが、 委員が同じで少ししゃべった「山澤花香」に呼び出された。 「待っとくね。」 「先かえってていーよ!」 「記念日だし、待っとく。」 「遅くなったらかえってていーから!」 「うん。」 私と山澤さんは、校舎の裏に、向かった。 同じ整備委員だし、たぶん花に水をやるのだろうと、思った。