翼から香る匂い

甘い匂いを漂わす


これじゃ...どんな男も翼にとりこだ。



そんな事を考えてると

翼を抱く力に もっと力が加わる




「ゴホっ...。」




翼が俺の背中を叩いた





「ごめん...抱きすぎた。」





「ほんとだよ~

最初みたいに優しく抱いてよ。」





涼しい顔で笑う翼






俺はその笑顔をみれるだけでも
十分だ






「じゃあ、昼休みに屋上でね。」





そういい残して走り去ってく小さな背中






クラスが違う俺と翼





学校での唯一の幸せな時間は
昼休みと 放課後だ。