早く家に帰って寝たい。 でも家には帰りたくない。 こんなに男を信じられなくなったのは過去にトラウマがあるから。 その原因が私の父親。 コイツのせいで私の人生が狂ったのだ。 本当は家になんか帰りたくないけど、どこかに泊まるお金は生憎持ってないので仕方なく家に帰る。 これが今の私の生活。 これからもこんなくだらない生活が続くのかと思っていた。 ―――あなたに会うまでは。