一生離れないよ

嫌いになるわけない


この言葉を
素直に信用していた。
あたしもそうだったから。


でも少しずつ
変わったんだ。

希和は
「あとでメールする」
が増え。
電話すると
「いきなりすんなよ」
とキレられる。
変わっていったんだ。
だんだん
わからない程度に…。

寂しくなった。
辛くなった。
泣く日が増えていった。

友達と遊んで
気持ちをまぎらわせ
煙草を吸いはじめた。


それが希和に
バレた。
「何煙草吸ってるの?」
じゃあどうやって
気持ちまぎらわせるの?

今思うと
あたしは希和に
縛り付けられていた。