「ちっ、あーイライラする。」

ボクはかなりイライラしていた。
なぜかって?

「アイツ(優歌)人使い荒すぎ!!何だよったく…。」

アイツはホントにすごかった。

ある時はボクの名前を死ぬほどバカにし、

ボクの小遣いがなくなるまでアイスクリームを買わされ、

あれが欲しいだのこれが欲しいだの、

「ホント毎日うぜー…。」
「何が?」

ドキッ
ボクの肩を軽く叩いてきた。

「おっ驚かすなよ!!香織!!」

「クスッだって家の窓から見えたから」

こいつは香織。
この島で会った…どうやらボク達は付き合ってるらしい。

「ねぇ瞳手ちゃんと聞いてるぅ?」
「なっ何?」
「最近女の子と話してるってゆぅ噂聞いたんだけど…ホント?」

ドキッ
やべー優歌と話してるところ誰かに見られてた…でっでも優歌は友達だし(つーか友達じゃねー)

「…っ。」

しっしまった!香織を泣かせてしまった…

「あたし瞳手のコト信じてるから…浮気じゃないよ…ね?」
「…。」
「瞳手?」
「あっああお前が一番だよ。」
「ホントっ!?あたし嬉しいっ!!」

そのあとボク達は別れをつげそれぞれの家に帰って行った。





『お前が一番だよ。』


ん?何か残る…