友恵はあたしの話を全て聞き終えて、

そばにあったジュースを飲み干した。



「あのさ…その人…大丈夫なの?」

「大丈夫って?」

「だから、一緒に暮らしてて襲われたりとか…」
「はぁ?!するわけないじゃん!!」



不安気な顔であたしを見る友恵。

何言い出すかと思ったらソコかいッ!!!



「だって男と女だよぉ?」

「あのねぇ…多分大丈夫だよ」

「何で言い切れるの~?」


わかるのよ。

あの人の纏う空気で。


あたしになんか興味ない。



「帰ってこないんだもん。マンションに」