「落ち着けよ。わかった、わかったから」


落ち着ける状況ではないことなどわかっていた。
でも、かける言葉が見つからない。
美沙は、椅子に座ると机に伏せた。

俺は、教室内をしばらく見回した。
俺を合わせて6人。
中には俺と面識のない奴が数人いた。

時計をみると
14:14
突然電話がなった。
教卓の上に堂々を置いてある黒い電話だ。
しかし、誰も取ろうとはしなかった。
そして留守電にメッセージが残った……