俺の頭の中はも怒りで爆発しそうだった。

平和だった日常が、楽しかった毎日が……

こんなふざけたようなゲームので崩壊した。


「許さない」


俺は、海貴が使っていた金属バットを手にとった。


「海貴。おれは必ずお前の敵を撃つ」


そう誓を言うと死体が転がる教室をあとにした。
とにかく逃げるんだ。
死んでたまるか。

見るかぎり
どこの教室も血生臭い臭いが漂っていた。
無残な死体が無数と転がっている。

俺は走り続けた。

俺は変質者に出会った。
可愛らしい熊の着ぐるみの頭だけをつけているそいつは
こちらに少しずつ歩みよってくる。


「く、くるな!」


俺の抵抗も虚しく、そいつに襲われた。

意識が途絶えたんだ。


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