次の日俺は放心状態で学校へ向かった。
良太が

「お前、大丈夫なのかよ!?」
「はは・・・大丈夫な訳ねぇじゃん。俺、繭花に忘れられちゃった・・・・・俺の事分からないって・・・誰ですか?って言われちゃったよ。」

「悠斗・・・・絶対繭花ちゃんお前の事思いだすって」
「良太・・・良いんだ。もう、なってしまった事を憎んでも・・」
「じゃあ、お前は繭花ちゃんと別れるつもりなのか?」

その言葉に俺は体が反応してしまった。俺たちはもう、別れたのか?昨日、『さようなら』って言われたしな・・・


「わかんねぇ。俺達どうなんだろうな・・・もう、俺の事何も思ってねぇよな。」
「そんなの俺も分からねぇよ。でも、お前が動けりゃ可能性は0じゃない。でも、繭花ちゃんに嫌われるのが嫌でビビって動かなけりゃ可能性は0だ」

可能性は0じゃない。でも、0かもしれない。
分からない。分からない。

俺はどうすれば・・・・

「あ、亜紗美からメールだ。おい!悠斗。俺、今日さ亜紗美と繭花ちゃんの所行って来る。お前は来るな。俺がちゃんと話し聞いて来てやるから。」

「あぁ。宜しく頼むよ。」