亜紗美があんなに向きになって言うの初めて見た。

「ごめん。。あたし本当に悠斗君との思い出が思いだせないの・・・・でも、なんでそう言い切れるの?意味分かんないよ!」

「分かるよ・・・・・・・そんなの。。分かるに決まってるじゃん!悠斗君の顔見た?どーせ見てないでしょ・・・・繭花が悠斗君を忘れたって知ったときの顔、その後の日常の顔、悠斗君の目が輝いてないよ!」

目が輝いてない?どうして?
あたしのせいなの?

あ・・・・・・・・・・亜紗美が泣いてる。
どうして泣いてるの?

みんなを辛い目にあわせてるのって・・・あたしなんだね。。。。。




「ごめん・・・・ちょっと涙が出ちゃった・・・」
亜紗美って心の優しい人だよね。友達のために1粒でも涙を流せる人ってそういないと思う・・・あたしは、人のために泣けるだろうか・・・・・

あたしは、こんなに心の優しい子を泣かせてしまっても良いのだろうか・・・・・\\\\\


「亜紗美・・・・ちょっとでも悠斗君の事思いだせるようにあたし・・・頑張るよ!!」

あ・・・・笑った!

「うん!頑張って思いだそうね!」