悠斗side

・・・・・・・・・・・今、俺は信じられない言葉を聞かされていた。
嘘だ。嘘だ。そんなはずない！

心がポッキリ折れた気がした。

「繭花ちゃんが・・・彼氏できたって昨日亜紗美から連絡きた。でも、まだ諦めるな。お前の事は俺達が絶対に思い出させるから・・・・・」

そんなの・・・・
「そんなの・・出来る訳ねぇじゃん。」

「お前ら付き合ってた頃メールしてただろ？そのメールを見れば何か思いだすかもしんねぇだろ？」

ああー\\\\\\\\\\\\\\\\\\

「あ、繭花ちゃんねお前の忘れてる記憶を思いだそうとすると頭に激痛が走るらしいぜ・・・それって、俺的に精神的に悠斗の事を思いだそうとしてるのに脳が働いてくれないって事だろ？だから・・・・脳がその行動を起こさないって事は記憶が無くなる前に脳でしか感じられない何かがあったんじゃねぇの？」

「脳で感じられないないか・・・？」
「あぁ・・・・・例えば、いじめられてたら辛いとか死にたいとかヤダとか思うじゃん？でも、脳自体が麻痺しちゃってその辛い思いをさせた人とかそれに大いに関係してる人を思いだせなくなってるんじゃないか？」

「まさか！・・・じゃあ、繭花に長谷川　美奈子って奴知ってるか聞いてくんない？それと、俺とのメールを見るようにも伝えてくれない？」

「あぁ了解。」
「頼んだぞ！」