「梓!あの人知ってるの?」 あたしは梓に詰め寄る。 「知ってるけど…。拓也でしょ?」 「わぁ!拓也って言うんだ!」 あの人の名前がわかり、テンションup。 もうニコニコのあたし。 でもなぜか梓は苦笑い。 「あかり?ちょっと聞きたいことが…」 「ん?なに?なんでも聞いて!」 「格好良くて、さわやかで、優しくて背が高いだっけ?昨日の人?」 「うん!あの拓也って人だよ!」 失礼とか関係なしに指差しまくりのあたし。