灰色の雲

こういうとき、
どうしたら良いんだろう。



何で止めたんだ
っていう気持ちと

引き止めてくれる人がいた驚きと


とにかく

頭の中ぐちゃぐちゃで




ドラマみたいに

「あたしは死ぬの!」って

思い切って飛び降りることよりも

理性の方が優先してしまったあたしは



とりあえずフェンスから離れた。







近くにあったベンチに

知らない人と二人きり。






しばらく沈黙が続いた。









「…あの」