灰色の雲

フェンスを越えようとした。




足をかけたとき、


「…飛び降りるんですか?」









ビクッ




誰もいないと思っていただけに


どう反応して良いか
分からなかった。





「…ぇ……あ……」




うろたえているあたしに

彼は不安そうに


「少し、
話しませんか?」







暗くて顔は見えないけど
20代ぐらい…かな