「山崎ー。」

「ん、なに?」


合唱コンが終わってあっという間に時間は過ぎ、明日から冬休み。


「今度の日曜日、空いてる?」


日曜日・・・。


「うん、空いてるけど。」

「そっか、よかった。
その日さ、俺と遊ばない?」

「いいよ。」

「じゃ、日曜日お前ん家に迎え行くから。」

「わかった。」


それだけ言うと咲良は自分の席に戻った。