俺は次の日会社に行くのが楽しみなようで緊張していた。

課長をいつものように送って来る希美には会いたい。

でもその課長には会いたくない。

プライベートとはいえ、俺は課長に逆らったんだ。

昨日課長が希美と話したり、見つめている視線でわかった。


課長も希美の事が好きだということを。


妹みたいと言っていても、やっぱり他人。

そこに愛がなければ、面倒なんて見れない。


課長は壊れそうなものを触るように、希美を扱っていた。

あれを好きと言わなきゃおかしい。