心配しすぎなの!



怒った私をみて首をすくめて、ならいいけど…と小さく呟く。



「明日、目にクマつくって来たら口聞かないから」




「えっ、やだよ!そんなの!」




必死に嫌だと言い続ける連を見てクスっと笑うと、ふてくされたような顔をする。



その表情がぐっと来る。



「好きなんだから仕方ないじゃん、俺本当に話せないとか死ぬもん」



「うん、私も死んでほしくない」



死んでほしいわけないじゃん。



ずっと生きてて欲しいよ。




私の事で寝れなくなって欲しくないだけ。
それだけだもん。




「灯ってツンデレだよねぇ、大胆なほどに」



「ツンでもデレでもないし。てか昔の連じゃん大胆なのは」




えー、何処がー?とか言ってるけど。



「初対面にも近い状況で、キスするよ?とか大胆にもほどがあるでしょ」




「…俺そんな事言ったっけ?」